センバツ優勝の敦賀気比が、夏の初戦を10-2で7回コールド勝ちし、8強入りした。

 先発登板した188センチ右腕の山崎颯一郎投手(2年)の不調もあって3回表までに2点先行されたが、3回裏に1点返し、5回に2点奪取で逆転。6回には一挙7点で突き放した。

 センバツのメンバー18人は全員、夏のベンチ入り20人に名を連ねた。エースで4番の平沼翔太投手(3年)は、この日はベンチでチームをもり立てたが「いつでも投げられる状態です。夏に勝つため、死にものぐるいの準備をしてきました」。史上8校目の甲子園春夏連覇を大目標に、春のV投手の心は熱くなっている。