ノーシードの公立校、盛岡北が74年の創部から42年目で初の4強入りを果たした。

 4-3と1点リードの8回、2死一、二塁から6番熊谷伊吹捕手(3年)が右中間へ2点三塁打を放ち、突き放した。

 初戦2回戦から4回戦まですべて逆転勝ち。準々決勝は初めて先制し、追い上げられる展開だったが、チャンスを確実に生かした。

 4月からチームを率いる軽石智幸監督(36)は「ミスしても点差が詰まっても、落ち着いてできているのがうれしい」と選手をたたえていた。