やっぱり阪神佐藤輝明内野手(27)は「母の日」に強かった。1点リードの6回1死。石田裕の外角131キロシンカーを、最後は右手1本ですくい上げて左中間席に運んだ。「感触も良かったですし、あそこで打てて良かったです」。左中間席に届けた4試合ぶりの1発で大きく勝利を引き寄せた。セ最速&新人から6年連続の10号ソロは千金弾。バットやリストバンドなどをピンクに変えて臨んだ一戦で、母への感謝を最高のひと振りで表現した。
「いいプレゼントになったんじゃないですか。ずっとね、支えてくれているので。今日はよかったです」
母の日男だ。昨年は中日戦で1-0勝利の決勝点をたたき出し、23年のDeNA戦は満塁弾と3ランの2発で7打点の大暴れ。そしてこの日は通算3本目のアーチで、通算打率も3割3分3厘の勝負強さだ。
打撃3冠へのマークは日増しに厳しくなっている。直前の4回には2試合連続、中日細川と並ぶ両リーグ最多の4個目の申告敬遠を受けた。藤川監督も前日9日に「佐藤は我慢が必要」と話していたが、忍耐強く甘い球を逃さず仕留めた。
チームは佐藤輝が加入した21年から母の日は6連勝で、同一カード3連敗を阻止した。首位ヤクルトに1ゲーム差に接近し、12日から敵地神宮で首位攻防2連戦に臨む。【佐藤究】
▼佐藤がセ・リーグ10号一番乗り。佐藤は昨年5月1日に両リーグ最速の10号目を打っており、阪神選手が2年連続セ・リーグ10号一番乗りは53、54年藤村富、72~75年田淵(4年連続)に次いで3人目。



