羽黒対鶴岡東の山形大会決勝は降雨ノーゲームとなった。2-2で迎えた5回表の羽黒の攻撃、2死一、二塁の場面で、4回表から降り出した雨が強くなり中断。32分後にノーゲームが宣告された。同大会決勝の2日連続順延、降雨ノーゲームは大会史上初だ。

 佐藤政士・山形県高野連会長は「試合を続けさせたいと思っていたが、この中でやっても納得しない。お互いにいい状況で試合をやってほしかった」と話した。午前中は曇りで、試合開始時間の前倒しについて江口理博理事長は「両校とも午後1時開始で調整していた」と説明した。

 2度も水を差されたが、この日は両校にとって格好の予行演習となった。羽黒は、初対戦となる鶴岡東先発の松崎から5安打2得点。小泉泰典監督(30)は「決勝戦の雰囲気味わえた。プラスにとらえたい」と話した。一方の鶴岡東も、2戦連続完投中の相手エース中嶌から3安打3四球で2点を奪った。佐藤俊監督(43)は「試合展開は予想の範囲内。5回表は、明らかに松崎が投げづらそうにしていた」と振り返った。仕切り直しの一戦は今日25日、午後1時プレーボール。山形・村山地方の天気予報は、曇り時々雨となっている。