花咲徳栄は鎌倉知也投手(3年)の制球が定まらず、1回に先制を許したが2回に逆転。3回と6回に追加点を挙げた。9回は白岡の粘りを振り切って4年ぶり3度目の優勝を飾った。

 初戦敗退の昨夏、最後の打者だった太田幸成内野手(3年)は「二度と同じ思いはしたくなかった。この日のために必死にやってきた」と涙をぬぐいながらも「ほっとしている」と笑顔。岩井隆監督(45)は「埼玉県の代表として高校生らしく粘り強く戦いたい」と力強く意気込んだ。