智弁和歌山の初戦の相手は、春夏通じて初陣の津商(三重)に決まった。

 97年初戦は同じく初出場の日本文理(新潟)に勝って波に乗り、夏初優勝。高嶋仁監督(69)は「力のあるいなべ総合に勝って出てきた相手。斎藤にはゼロに抑える投球を期待します」と警戒を強めた。甲子園最多63勝監督に完封を望まれたエース斎藤祐太(3年)は「大舞台では普段以上に力が出ます」と話した。