初出場の大阪偕星学園(大阪)は延長10回、比叡山(滋賀)を破った。

 大阪偕星学園の光田は、毎回の14安打を浴びながら、3失点完投で粘り抜いた。7月31日の大阪大会決勝で左手の親指と中指のマメをつぶしながら、甲子園初戦は149球完投。9回2死から追いつかれたが、味方打線が延長10回2死から6連打で4点を奪った。「打たれて9回は同点にされたので、最後にいいプレーを見せられればと思って三振を狙いました」と光田。観戦に訪れた学校OBのタレント坂田利夫も応援団と声を合わせて校歌を歌い、甲子園初勝利を祝った。