甲子園大会初戦で敗退した智弁和歌山の新チームが10日、来春選抜大会に向けて和歌山市の同校グラウンドで始動した。高嶋仁監督(69)は練習開始前にミーティングを行い、野口春樹外野手(2年)を新主将に指名。その後は今夏責任教師として初めてベンチ入りした喜多隆志副部長(35)らと新チームの打順編成や守備位置を検討した。

 高嶋監督は「3年前に学校に(3年後に)やめると伝えたが『その話はまた』と言われて止まったまま。最終判断は学校に委ねていますが、まだ1、2年はやらなければと思っています。チームをいい形にして喜多に渡さなければと思っているので」と、後任に決めている喜多副部長らと新チームを鍛えあげる意向を示した。