仙台育英(宮城)のエース右腕・佐藤世那(3年)が今大会初完封して、チームを準優勝した89年以来、26年ぶりに決勝に導いた。

 3試合2桁安打の早実(西東京)打線を散発の6安打。注目のスーパー1年生、清宮幸太郎内野手との4打席の対決は二ゴロ併殺、二塁内野安打、四球、二飛と1安打に抑えた。「気持ちだけ負けないように投げた。早めに打ってくれて助かった」と話した。

 高校野球100年の節目に、春夏通じて東北勢の初優勝に王手をかけた。「明日はもっと厳しい試合になる。大事な一戦と考えて臨んでいきたい」と意気込んだ。