関東第一(東東京)・オコエ瑠偉外野手(3年)が2安打と驚異の走塁でカナダを圧倒した。

 2回の初打席では、相手投手がはじき、二塁手もカバーしきれずに右前方向に打球が転がったと見てとるや、一気に二塁へ。同点のホームインにつなげ、3回には2点適時打。7回は2死から四球で出塁し、二盗を阻止しようとした捕手の送球がそれたのを見て一気に三塁を陥れた。「スキをつく走塁を心がけています。雨のあとの試合でグラウンドは少し重かったけれど、それを考えないようにしました。世界一に向けて頑張りたい」と気合は十分。大阪市内のホテルではお気に入りの薬用入浴剤入りの風呂につかり、疲れを取って連日の試合に備えている。