昨夏の大阪準優勝校が、5回戦で姿を消した。先発のエース西田光汰(3年)が2回に先頭への与四球から1失点。5回には三塁打とスクイズ(犠打野選)で2点目を失った。だが6回以降は気迫の投球で、履正社打線に追加点を与えず。味方打線が履正社・寺島成輝(3年)に完封され、高校最後の夏を終えたが「自分の実力不足でした。負けたのは悔しいですが、この夏に悔いはないです」と涙をこらえた。

 球場裏で取材を終えた西田のもとに、履正社・岡田龍生監督(55)が歩み寄り「いい球やった。バットに当たらなかったよ」と肩をたたき、ねぎらっていた。