1年生4番の活躍で、土浦三(茨城)が土浦対決を制した。

 1回裏1死一、二塁で浜崎鉄平内野手(1年)が2球目を振りぬき、左中間への適時二塁打で先制点をあげた。笑顔でスタンドのほうを向き、両手を2回たたき、喜びを爆発させた。この適時打で、流れは一気に土浦三に来た。

 浜崎は「今までの野球の中で一番うれしいヒットでした!」とくしゃっと笑った。普段は淡々とこなす性格で、めったに感情は表に出さないという。

 松浦三喜男監督(48)も試合前から「浜崎が楽しみ」と期待を寄せていた。試合後には「ほら、言った通りになったでしょう!これからが非常に楽しみです」と顔をほころばせながら、頼れるルーキーの活躍を評価していた。