ヤクルトが今季3度目で約1カ月ぶりの3連勝を決めた。2位阪神とのゲーム差は2に広げ首位キープ。3カード連続勝ち越しを決め貯金は10に戻した。先発は今季負けなしの松本健吾投手(27)。6回までは5イニングで3者凡退に抑え無安打無失点。7回に先頭野間に外角低めへの落ち球をうまく拾われ中前打。この日の初安打を許したが、8回まで打者25人に対し1安打2四球7奪三振無失点。今季無傷でリーグ2位タイの4勝目を挙げた。
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ヤクルト松本健はどん欲に学び、今季に臨んだ。WBCの前に行われた2月27、28日の壮行試合中日戦で、侍ジャパンのサポートメンバーとしてプレー。昨季沢村賞の日本ハム伊藤に質問をした。
「『今年先発をやりたいんです』という話をして、『どういうコンディショニングの仕方ですか?』みたいな話はしました」
伊藤は新人の21年から昨年まで5年連続で、シーズン規定投球回に到達。昨季は両リーグトップの196回2/3を投げた。松本健は昨季リリーフとして23試合で防御率1・87。先発ローテーション入りを目指していた中で、登板後のケアなどを聞いた。
「一流選手たちの空気感や取り組んでいることや姿勢とかを見て学べることはすごくあった。貴重な経験。本当に行って良かった」
そんな右腕はルーキーイヤーに、母の日の3日後の24年5月15日、今回と同じ広島戦でプロ初登板初先発初完封をマーク。今年は前日に快投だ。
「この前、母の誕生日だったので、母の日にあわせて何か贈ろうかなと。健康に産んで育ててくれて、両親には感謝の気持ちでいっぱい。結果で恩返ししたい」
広島戦は通算防御率0・67で3勝無敗。孝行息子な広島キラーは、侍戦士と過ごした経験も糧に、躍動を続ける。【塚本光】



