今春のセンバツで史上3校目の春連覇を果たした大阪桐蔭が、大阪・大東市役所を表敬訪問し優勝の報告を行った。

 東坂浩一市長は「大東市も年々皆さんを応援する思いが強くなっています。皆さんの姿勢や野球にかける思いが浸透してきたからに他ならないと思います」と偉業をたたえながら、夏の優勝旗を期待した。

 西谷浩一監督(48)は「(センバツ優勝した)次の日から夏へと向かっています。春優勝したことで春夏連覇へ道がつながったと思っています。まだ簡単に言葉にできないほど、大阪大会を勝ち抜くのは大変ですが、100回大会は今まで以上に盛り上がる大会になると思います。大きい旗を持ち帰れるように精いっぱい頑張ります」と話した。

 主将の中川卓也内野手(3年)も「春連覇という最高の形で終わることができて、春夏連覇という新たな目標を掲げて64人でやっています。春夏連覇を達成できるように練習して、もっと力をつけていきたいと思います」と夏へ視線を向けた。

 投打の「二刀流」で優勝に貢献した根尾昂内野手(3年)も「90回大会で優勝できて最高でしたが、秋(の神宮)も勝ちきっていないので、初めての日本一です。他のチームは『打倒大阪桐蔭』で夏まで来ると思うので、難しさが出てくると思いますが、全員でチームの勝ちを考えてやっています。この春の戦いのように、なんとしても粘って、春夏連覇を必ずできるように頑張ります」と必勝を誓った。

 表敬訪問をした後は、集まった約100人の市民の前で優勝報告を行った。