札幌地区の開幕戦は、札幌真栄が6-0で札幌南陵を制した。

 先発の右腕、山下懸智(けんと、3年)が投打で活躍した。直球とカーブのコンビネーションが光り、7回3安打無失点と好投。打っては0-0の6回1死二、三塁で右前に先制の2点適時打。7回の2死二、三塁でも中前に2点適時打を放った。開会式直後の試合で観客が多く緊張感漂う中、夏4年ぶりの1勝を挙げた。「ガチガチだったけど乱れないで投げられて良かった」と笑顔を見せた。

 100回大会の札幌地区は57チームが9ブロックに分かれて参加。16年夏の甲子園準優勝で4年連続出場を狙う北海などが聖地への第1関門に臨む。それぞれのブロック代表校は7月15日開幕の南北海道大会(札幌円山)に進む。