錦城学園が、進学校の日比谷に1回に6点を先制されたが、逆転で16強進出を決めた。

 序盤の大量失点に、玉木信雄監督は「5回までに追い付く気持ちで攻撃しようと言いました」と選手たちを落ち着かせた。2回に4点を返すと、3回に6点を奪って逆転。終わってみれば20安打で16点を奪い、6回コールドで大勝した。

 背番号「1」を背負う先発の星天太投手(3年)は、1死しか取れずに3安打3四球6失点で降板した。玉木監督は「今までも中盤に突然崩れることがあった。それが久しぶりの登板で初回に出た」と逆転勝利にも心配顔だった。それでも「ここから上に行くには星の力が必要」とエースの奮起を期待した。

 日比谷は16強進出すれば、19年ぶりだった。