春夏連続の甲子園を狙う花巻東が夏2連覇中の盛岡大付を4-3で下し、3年ぶり9度目の甲子園出場を決めた。

 1点を追う9回に相手投手の暴投で同点とし、遊撃手の一塁悪送球で逆転。最後は三塁を守っていた伊藤翼投手(3年)がマウンドに戻って締めくくり、3試合連続の逆転勝ちで頂点に立った。

 3度の胴上げで宙を舞った佐々木洋監督(42)は「胴上げは監督人生で初めて。最高です。9回は一瞬の出来事で、実感が湧かない。粘り強い野球で秋から全部、優勝旗を取ってくれた」と胸を張った。