関東第一(東東京)が、仕事人のサヨナラ本塁打で修徳との延長戦を制した。1-1の延長10回。先頭の5番泉健太内野手(3年)が、カウント3-1から直球を左翼スタンドへ放り込んだ。「いい角度で上がったからスタンドへ届け! と思った。最高の結果になった」。3戦連続、通算23号アーチで4強入りを決めた。

 初回に自身の失策が絡み先制点を献上した。10回の打席前、米沢貴光監督(42)から「取り返してこい」と背中を押され、ゲキに応えた。5回戦(日大豊山)ではコールドを決める満塁弾、この日はサヨナラ本塁打と値千金の一打を連続して放った。高校で勝負強さを身につけた。江戸川中央シニアでは全国準Vも「チャンスの時に打てなかった」。高校入学後は、負けているケースを想定し練習を積み精神面が鍛えられた。「今は打席が楽しい」と満面の笑みを見せた。

 泉の夏は打順8番からスタートした。この日も前4打席は1四球、3打席凡退だった。米沢監督は「真面目に、こつこつやる子。最後は信じようと思った。また選手から教えてもらいました」とうなずいた。泉は「絶対優勝を目指して頑張る」と、次も勝負を決める1発を打つ。【和田美保】