佐賀商が10年ぶり16回目の夏の甲子園キップをつかんだ。エースで主将の木村颯太投手(3年)が6安打を許しながらも2失点で完投。最後は投手ゴロをつかみ、一塁へ送球し自ら勝利を決めた。

 木村は「スタンドと全員で勝ち取った優勝なのでうれしい。正直、連投できつかったが最後まで自分が投げて甲子園に連れていきたかった」と喜んだ。木村が1年の夏も決勝で唐津商と対戦。2番手で登板し3回3失点と打ち込まれていた。「1年の時に負けていた。2回も同じ相手に負けたくないと思っていた。唐津商に決勝で勝てたことは大きい」と話した。「10年ぶりの甲子園を楽しみましょう。全力プレーで頑張ります」と、佐賀商応援団に高らかに宣言していた。