益田東は痛恨の悪送球で勝ち越し点を献上した。

 8回は同点に追い付かれ、なおも1死二塁で走者が三盗。捕手の中山の送球はショートバウンドし、三塁手もはじいて球が転々としている間に本塁生還を許した。

 中山は「(投球動作を)盗まれて焦ってしまった」と大粒の涙を流した。

 18年ぶり4度目の出場の今大会も初勝利はお預けとなった。

 大庭監督は「(2004年に)監督になって初めて甲子園に連れてきてくれて、ありがとうの気持ちしかない。1勝を目標に掲げたい」と選手をねぎらった。