全国高校野球選手権大会が100回大会を迎える2018年夏までの長期連載「野球の国から 高校野球編」。名物監督の信念やそれを形づくる原点に迫る「監督シリーズ」第14弾は、群馬の高崎健康福祉大高崎を率いる青柳博文監督(45)です。元々は女子校だった同校の野球部の創部1年目に監督に就任。機動力を駆使した「機動破壊」で、“健大高崎”を全国区に押し上げた青柳監督の物語を全5回でお送りします。

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新旧のユニホームを前に写真に納まる高崎健康福祉大高崎・青柳監督
新旧のユニホームを前に写真に納まる高崎健康福祉大高崎・青柳監督

◆青柳博文(あおやぎ・ひろふみ)1972年(昭47)6月1日、群馬県吾妻郡東吾妻町出身。前橋商では3年春のセンバツに「4番一塁」で出場し、初戦で新田(愛媛)に敗れた。東北福祉大に進み、3学年上の阪神金本監督、同期で元中日の和田一浩らとプレーした。計7年間の会社員生活を経て、02年4月に高崎健康福祉大高崎の監督に就任。11年夏に甲子園に初出場した。12年春のセンバツでは4強入り。甲子園には春夏で計6回出場し、通算13勝。188センチ、100キロ。担当教科は社会科。