今春センバツ甲子園準優勝の習志野が、センバツ後最初の公式戦で7回コールド勝ちした。
6-1で迎えた7回裏、兼子将太朗捕手(3年)の適時二塁打で1点を加え、さらに1死満塁で小沢拓海二塁手(2年)が左翼へ犠飛を放ち、7点差がついた。コールド勝ちを決めたが、小林徹監督(57)の表情は決して明るくなかった。「もともと、力のあるチームじゃない。安房高校さんもクリーンアップに力があるし、投手もそろっている。苦労するとは思っていました。間が空いて、初戦でしたし、難しい試合になると思っていました」と切り出した。
センバツ決勝戦以来、約4週間ぶりの公式戦。序盤、小林監督の目には「しっくり試合に入れていない。集中していない」と映った。
まず、守りのミスが続いた。先発の山内翔太投手(2年)は初回1死から三塁打を打たれたが、右中間への当たりを根本翔吾中堅手(3年)が処理をもたつく間に三塁へ進まれたもの。失策と記録されても、おかしくなかった。2回先頭では、小沢がゴロをはじく失策。いずれも後続を断ち、失点は許さなかったが、チーム全体がフワッとしているようだった。
攻撃でも「自分がやることに集中できなかった」と小林監督。2回1死一塁では、小沢が送りバントを失敗。4回無死二、三塁では、角田勇斗遊撃手(2年)が右飛を放ったが、浅く、犠飛にはできなかった。
安房から12四死球をもらい、7安打を重ね、8点を奪った。小林監督は「試合内容からしても、いただいた点数ですから。点差ほど、力の差を感じる試合ではありませんでした」と、率直に話した。ボール球を見極めたとも言えるが、全員が「やるべきこと」をやれたわけではないのも事実。センバツ準優勝の力をいかんなく発揮、とはいかなかった。
課題が残ったからこそ、次につながるはずだ。4回先頭のソロ1本に抑えた山内も「序盤は球が浮いて、試合の中で修正できませんでした」と反省した。小林監督は「集中できないのでは、と予想はしていました。どう変わるか楽しみだし、そうしなきゃいけない」と次戦への期待で締めた。次は、5月1日に翔凜と3回戦を戦う。

