第101回全国高校野球選手権大会(8月6日開幕、甲子園)の地方大会が、全国のトップを切って沖縄と南北海道で開幕した。

しかし沖縄大会は降雨のため3球場の1回戦計6試合がすべて中止順延になった。この日予定されていた6試合は23日にそのままスライドし、午前9時開始予定で同じ球場で実施される。

3連覇を目指す優勝候補筆頭のシード校、興南は開会式直後の宮古総合実との開幕試合に登場予定だった。だが開会式を終え、午前10時半開始前の両チームのノックを終えたところで雨が降り出した。そのまま降りやまず正午すぎ、沖縄県高校野球連盟から中止順延が発表された。

初日からハプニングに見舞われた。だが3番センターで先発予定だったプロ注目で最速149キロのエース左腕、宮城大弥(ひろや)投手(3年)は「しっかり切り替え、集中力を切らさないようにしたい」といい、仕切り直しとなったが冷静だった。夏は自己ベスト更新を見据えており「150キロは行きたい。調子が良ければ出ると思う」と大台到達も誓った。