22日に開幕した沖縄大会は、試合が2日連続で雨天順延となった。この日、午前9時から3球場で組まれていた計6試合は、早朝から降り続いた雨の影響ですべて中止。22、23日に中止された試合は7月1、2日開催に変更となった。決勝は7月21日に予定通り行われる。

3年連続13度目の優勝を狙う興南のU18日本代表候補でプロ注目のエース左腕、宮城大弥投手(ひろや=3年)にとっては「経験がない」という初めての2日連続雨天順延だった。

だが「焦ることはない。やるべきことをやって調子をキープしたい」と気持ちを切り替えた。宮古総合実との初戦は7月1日(9時、沖縄セルラースタジアム那覇)に変更となったが「変わった事はせず、ブルペン入りとか今までやってきたことを繰り返すだけです」と調整に集中する。

この日の中止後、興南の選手たちは球場内の室内練習場で課題というバント練習などをこなした。この日69歳の誕生日を迎えた我喜屋優監督自身、初の2日連続雨天順延に「初めての開幕試合でヨッシャーという気持ちがあった。昨日(22日)はガッカリだったが、今日(23日)はだいぶガッカリ」。だが「室内でバント練習が多くでき、見極める時間があって良かった」と前向きにとらえていた。