宮城大会では、3連覇に挑む第1シード仙台育英が12-1の5回コールドで名取に勝利。「3番遊撃」の入江大樹内野手(2年)が3安打3打点で快勝発進に導いた。
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先制されても慌てない。仙台育英は先発の笹倉世凪投手(1年)が初回いきなり3安打を集中され1失点も、不動の3番入江が黙ってなかった。
直後の1回裏1死三塁で、まずは右前に同点適時打。嫌なムードを断つと、3回には左二塁打。主将の5番千葉蓮内野手(3年)の右前適時打で勝ち越し生還を果たした。そして「みんなでつなぐことができた」という4回には、ダメ押しの2点左前打。先頭から8者連続得点で勝負を決めた。須江航監督(36)は「状態がとてもいい。試合前の練習を見て『やるな』と思っていました」と期待通りの働きに満足した。
夏は初の公式戦で3打数3安打3打点。満点デビューにも「納得した当たりではない。1本目はまだライナーでしたが、2本目から引っかけた」と理想は高かった。右打ちの185センチ大型遊撃手は大阪出身。DeNA筒香と西武森を輩出した堺ビッグボーイズで伸び伸び育った。同チームは「野球を楽しむ」理念で中学硬式野球界に新風を送り込んでおり、入江は練習見学会の雰囲気から、「自分に合っている」と仙台育英への入学を決めた。
1年秋からベンチ入りして主軸を任される。あこがれの選手は、現在31本塁打でナ・リーグMVPの有力候補に挙がるベリンジャー(ドジャース)で、「球の捉え方がうまい」とお手本にする。「状態は上がってきている」とピークも合っており、V3へ視界良好のスタートを切った。【中島正好】

