立命館宇治のエース高木要(3年)が快投で同校を春夏通じて甲子園初勝利に導いた。
7回表に無死満塁のピンチを切り抜けるなど、要所で踏ん張り、3安打完封勝利。7回に同校夏の甲子園初得点となった1点のリードを守り「甲子園の舞台で1勝できたことが純粋にうれしい」とほっとした笑顔を見せた。
終盤3イニングはいずれも得点圏に走者を背負ったが、仲間の笑顔にも励まされ「バックが心強かったので自分らしいピッチングができた」と振り返った。
パワーの源があった。里井祥吾監督(36)のパンだ。指揮官はパン職人でもある。前日6日、選手らを乗せたバスは練習場から宿舎に帰る途中、里井監督の実家に立ち寄った。差し入れでタマゴサンドとウインナーパンをもらい「めっちゃおいしかった。次は食べ放題にしてほしい」と吉村主将。実は、選手は今まで「食べてみたい」と言い出せず、今回が初めてだった。
この日はコンクール参加のためアルプスでの演奏がかなわなかった吹奏楽部も2回戦から応援団に加わる。その2回戦の相手は奥川を擁する星稜。高木は「1回見てみたいと思っていたが、まさか当たるとは」と苦笑いしながら、「チャレンジャーらしく、いつも通りプレーしたい」と静かに闘志を燃やした。くしくも、同じ1-0完封。被安打3も同じ。思い切りぶつかるだけだ。【佐藤あすみ】

