明石商の最強切り込み隊長、来田涼斗外野手(2年)が大きく貢献した。

5回は2死から中前打で出塁し、水上が2ラン。そして同点の7回は「うまく捉えられました」と左越え二塁打を放ち、重宮の決勝点につなげた。兵庫大会では調子が上がらず、約10日間でフォーム修正。クセである右肩の開きを抑えるよう努めた。相手投手はともに左腕。二塁打は2番手左腕が多投すると分析していたスライダーを捉え、逆方向に大飛球を飛ばした。狭間監督も納得のフォームだった。

「センバツでの結果も自分の自信になっています」。センバツ準々決勝の智弁和歌山戦で史上初の先頭打者&サヨナラ弾の離れ業。来年のドラフト候補になるスター候補生が初戦から存在感を見せた。