日本高野連が若手指導者育成のために開催している「甲子園塾」の3日目が24日、兵庫県の尼崎工で行われ、2泊3日の日程を終了した。この日は走塁技術などを学び、受講生全員がノックを打った。

27人の受講生には塾長の星稜山下智茂名誉監督(74)から修了証が手渡された。山下塾長は「高校野球の指導は情熱と愛。生徒の心に火をつけてやることが大事。『花よりも花を咲かせる土になれ』」と言葉を贈った。

受講生を代表し、元朝日放送アナウンサーの西宮今津・清水次郎部長(48)が「もっともっと勉強して、恩返しができるように。この3日間で学んだことを胸に刻んで帰りたい」と日本高野連や講師陣に感謝の気持ちを伝えた。全国の各都道府県の高野連から54人が選出され、残りの27人の受講生は12月の第2回に参加する。