八戸西(青森)は具志川商(沖縄)との「21世紀枠初出場対決」に敗れた。

先発した189センチ右腕、福島蓮投手(3年)が5回86球、6安打5失点(自責3)の内容だった。2回に4連打を浴びて4失点。4回にはスクイズで追加点を許した。それでも、毎回の5三振を奪うなど、エースの意地を見せた。「調子が悪くて、修正することができなかった」と話した。

打線は、7回に一矢報いた。2死から満塁とし、2番・桐山大空(そら)内野手(3年)が、2点適時打を放った。6回まで、2安打無得点に抑えられていた相手エース、新川俊介(3年)から甲子園初得点を挙げた。9回には連打で1点を追加し、最後まで戦う姿勢を貫いた。

試合後、小川貴史監督(37)は「とても悔しい。力をつけて、また(甲子園)に戻ってきたいです」と前を向いた。