先発した磐城のエース右腕・佐藤綾哉(3年)が、112球の力投も実らず力尽きた。

立ち上がりに失点を許すも、2回以降はスコアボードに0を並べた。最速140キロ直球にカーブ、スライダーを織り交ぜた。6回1死二塁の場面では、ギアを入れて、3番と4番を打ち取り「よっしゃ-」と声を上げた。「最少失点に抑えられて、自分の投球ができた。夏につながる負け方だった」と敗戦の中にも、手応えをつかんだ。