巨人が大城卓三捕手(33)の値千金の一発で、連敗を3で止めた。
0-0の4回、ヤクルト先発吉村から2つの四球で1死一、二塁の好機をつくり、5番捕手の大城が打席に。狙いを定めたように初球の高め直球を豪快に振り抜くと、白球は右翼席へ一直線に突き刺さった。
◇ ◇ ◇
「足が速くなるためにどうしたらいいですか?」。お立ち台で、こどもから質問を受けた巨人大城は、「お父さん、お母さんの手伝いをすれば速くなると思います」と答えた。直前には、赤星が「コントロールを良くするために、どうしたらいいですか?」との問いに「家の手伝いをしたらいいと思います」とユーモアたっぷりに返答。大城もその流れに乗り、バッテリーで会場を沸かせた。
そんな2人の少年時代は対照的。赤星が「料理、掃除、洗濯、皿洗いから靴並べまで全部やりました」と振り返る優等生タイプだった一方で、大城は「手伝いはやってなかったです」と苦笑い。それでも「ご飯はいっぱい食べていました」と、わんぱく少年時代を懐かしんだ。
大城には2人の兄がおり「3人と父で駐車場で野球をした」という。兄弟そろって右投げ左打ち。大学まで同じ道を歩み、社会人まで野球を続けた中で、唯一プロ入りを果たした。「阿部選手が目標。打てる捕手を目指す」と飛び込んだプロの世界だった。
昨季は先発マスクがキャリア最少の3試合に終わったが、今季は打率3割4分3厘、3本塁打と打撃好調。早くも10試合目のスタメンマスクをかぶり「こどもたちに楽しんでもらえて良かった」。バットでも、トークでも、こどもたちに笑顔をもたらした。【北村健龍】



