こどもの日に「パパ」が大仕事をやってのけた。中日にトレードで加入して1カ月足らずの杉浦稔大投手(34)が、好救援で2連勝に貢献した。

5点リードの8回1死満塁、長打が出れば試合が分からなくなる場面で火消しを託された。3番森下を前に「一番ダメなのはホームランですけど、逃げた投球にならないように」と腹を決め、自信のある球で押した。フォークと150キロ直球でカウント2-2とし、最後は外角カットボールで二ゴロ併殺。わずか5球でピンチを断ち切った。4月18日の中日デビュー戦で同点二塁打を浴び、移籍初黒星につながった相手に会心のリベンジ。ルーキー牧野が招いたピンチをベテランが救った。杉浦も「金丸の勝利もかかっていましたし、牧野もあれで救えたかなと思うのでよかった」と笑顔を見せた。

移籍後7試合で早くも2度目のお立ち台。ヒーローらに贈られるドアラのぬいぐるみも3つ目をゲットした。「子どもが4人いるのであと1個必要ですね」とほほえんだ。

家に帰れば8歳の長女、7歳の長男と4歳の次男、1歳の次女を持つパパ。北海道で暮らす家族はゴールデンウィークを利用して名古屋を訪れている。単身赴任の際には「ドラゴンズというチームに行くからね」と伝え、離れて過ごす時間が増えた。そんな中でのチームを救う好救援。頼もしい背中をみせた。【佐瀬百合子】