1回戦に続き、青森山田・堀内友輔投手(2年)が4安打完封。打っては8回、伊藤旻内野手(1年)の左前適時打で0-0の均衡を破り、昨秋、今春と2-3で惜敗した八戸学院光星に1-0でリベンジを果たし準決勝に進出した。

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8回、先頭打者の6番山田海翔内野手(2年)が、この日チーム2本目の安打を左前に放ち出塁。7番衛藤航太朗捕手(2年)が犠打で山田を得点圏に送り1死二塁。先輩がつくったチャンスを先発唯一の1年生、伊藤がものにした。「後のバッターにつなぐことだけを考えて、自分のスイングをしようと思った結果がヒットになって決勝点につながったと思います」。この試合2安打の伊藤は、8日の弘前学院聖愛戦で5番を任されるも3三振。「昨日の試合は2年生に助けてもらったので、しっかり切り替えて今日は臨みました」と前日の恩返しとなる一打となった。

投げてはエース堀内が弘前学院聖愛戦と同じ散発4安打に八戸学院光星打線を抑え、連続完封を飾った。8日は135球を投じたが、この日も疲れを感じさせない109球の投球を披露。8、9回は2イニング連続3者凡退に仕留めるなど、エースの貫禄十分の快投を見せた。

兜森崇朗監督は「焦らないことと我慢して守ることを、集中力を切らさないで試合終了までできたことが良かったです」と試合を振り返った。準決勝では2年ぶりの東北大会出場をかけ弘前南と対戦。最後まで集中力を切らさず戦い抜く。【濱本神威】