土浦日大は4番・吉次悠真外野手(2年)が、打線をリードし、1点差に詰め寄ったが、あと1歩及ばず初戦敗退した。

4番の働きを果たした。初回、2死三塁。吉次は外のスライダーを前ではらうと、打球は先制の中前打に。「4番として、ここは何としても粘り強く打ちたかったので」と話した。6回には、1死から左前打を放ち、二盗を決めチャンスを広げると、5番・香取蒼太内野手(2年)の適時中前打でホームインした。

チームのためにー。23日、茨城県大会3位決定戦後から「ポイントをしっかり捉えるために」とノーステップから足を少しだけ上げタイミングをとった。「大会が近いのに、フォームを変えるのはとても不安でした」。以前より小菅勲監督(54)がいくつかの動画をラインで送信。それを参考に打ち込み、今日の試合で結果を残した。「理想の打球ではないけど、泥くさく打てたと思います」と胸を張った。

冬の課題が明白になった。小菅監督は「振る力、しっかりつなぐ力が1点差に現れている。すべてにおいて相手がワンランク上。ここを鍛えないと勝ち抜けない」と、課題を口にした。吉次は「いろいろなチームと対戦して、しっかりと経験を積んで、成長していきたい」と夏の甲子園へ、気持ちを切り替えた。