新潟明訓は村上桜ケ丘に12-3の7回コールドで勝った。反町謙介一塁手(3年)の1試合2本塁打など、チーム12安打のうち長打は8本。長打力で相手を圧倒した。

反町のアーチ劇が幕を開けたのは初回だった。1死一塁の場面で先制の左翼への2ラン。島田修監督(56)が「早い段階で(点を)取れたのは良かった」と振り返る先制パンチでチームを波に乗せると、11-3の5回1死には左中間へのソロ本塁打を放った。チーム12点目を上げて本塁打ショーは閉幕。「根性で勝つ」と個人テーマを掲げ、ゲームに臨んでいた。

4回戦の帝京長岡戦(7日)に続いて、本塁打は2試合連続。公式戦通算4本のうち、今春になって3本塁打と量産体勢に入っている。190センチの恵まれた全身は、ひと冬越えて体重10キロ増の100キロ。「体重に乗ってボールが飛んでいく」という好感触を得た打撃で、反町は本塁打量産に拍車をかける決意だった。