昨夏の甲子園8強校の神戸国際大付が御影との接戦を制し、初戦を突破した。

1点差に迫られた直後の7回裏、2死無走者で先頭の山里宝内野手(3年)が左翼スタンドにアーチをたたき込み、貴重な追加点。3-1となった8回からは1年生右腕の津嘉山憲志郎が登板し、2イニングを無安打5奪三振無失点で投げきった。

昨夏の甲子園メンバーの山里は「チームがしんどいところで(8回から)津嘉山が投げるのがわかっていたので、少しでも点差を広げて楽にしたかった。ロングを打てたらいいけど、とにかく塁に出ようと思っていました」と顔をほころばせた。公式戦デビューを快投で飾った津嘉山は「どんな点差でも自分のピッチングをしようと思っていました。2点リードは大きなリード」と振り返った。

◆津嘉山憲志郎(つかやま・けんしろう)2006年7月24日、沖縄県沖縄市生まれ。5歳から野球を始める。美東小時代は「美東ドラゴンズ」に所属。美東中では軟式野球部に所属。神戸国際大付では1年夏からベンチ入り。持ち球は最速148キロの直球とフォーク、スライダー。178センチ、95キロ。右投げ右打ち。