春季大会優勝の奈良大付が初戦で橿原に敗れる波乱があった。延長12回の末に競り負けた。
1-2の8回、5番の北森慶之外野手(3年)が左中間に同点ソロを放って、春王者の意地を見せた。延長に持ち込んだが、11回1死満塁のサヨナラ機を逸したのが痛かった。直後の12回にそれまで好投していた4番手の森下元揮投手(2年)が勝ち越しを許した。
最後の打者になり、橿原・柴田涼平投手(3年)に完投を許した坂東主将は「気持ちの弱さが最後に出た。甲子園を目指したが、自分たちの試合ができなかったのが一番悔しい」と涙を流した。
4年ぶりの甲子園を目指した田中一訓監督(48)は「相手の柴田くんはバテていたけど、最後まで腕を振っていた。気迫の投球にやられたことに尽きる。気持ちが強い子だった。春にも言いましたが、うちはいい子ばかりで、エネルギーがないんです。どことやってもシーソーゲームになる。今日は悪いところが出ました」と厳しい表情だった。

