19年まで甲子園に春夏計10度出場の北照が北見柏陽を下し、15年以来7年ぶりに準々決勝に進出した。

3回2死二塁、手代森琉輝内野手(1年)の左前適時打で先制。4回には先頭の手代森が左翼線二塁打で出塁し、相手ミスの間に三塁へ進塁すると、続く上川貴之外野手(2年)の中犠飛で生還し、2点目を挙げた。6回2死二、三塁では、1番谷口塁内野手(2年)の右越え2点適時三塁打で、点差を4点に広げた。

投げては1年の田中太晟投手が9回3安打、10三振を奪う好投。88球という省エネ投球で公式戦初完投初完封した。今春の北海道大会決勝で先発も、1回1/3を投げ6失点で降板しており、上林弘樹監督(43)は「田中太晟がよく投げた。春の経験を生かしてくれた」と話した。