第95回選抜高校野球大会(18日開幕、甲子園)の組み合わせ抽選会が10日、大阪市内で行われた。
昨夏甲子園で東北勢初優勝の仙台育英(宮城)は大会第4日の21日、第3試合で慶応(神奈川)との対戦が決定した。須江航監督(39)と山田脩也主将(3年)が2年ぶり出場の初戦に向け、気を引き締めた。
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悲願を成し遂げた昨夏同様、仙台育英が一戦必勝で勝ち上がる。山田主将は抽選会で「仙台育英高校、35番です」と力強く宣言。昨秋関東大会4強で5年ぶりの出場を決めた慶応の横に入った。82年夏、83年春優勝の池田(徳島)以来史上5校目、東北勢初の「夏春連覇」が期待されるが、やるべきことは十分理解している。
「優勝はもちろんですけど、一戦必勝を自分たちはテーマとしてやっていかないとダメだと思うので、しっかり初戦をまず勝ちきることを目標にしたい」
今大会屈指の強力打線が、いきなり立ちはだかる。慶応は昨秋の公式戦12試合で、チーム打率が参加36校中2位の3割9分3厘、15本塁打は同1位だ。毎年1度は練習試合を行うなど、交流がある対戦校について須江監督は「打力が非常に今年のチームは秀逸な成績を残されている。組織力やチームの一体感を丁寧に作られているチームなので、とても強い相手と当たった」と警戒した。
仙台育英の売りは、同優勝メンバーで最速145キロ超えの高橋煌稀、仁田陽翔、湯田統真(いずれも3年)に加え、昨秋ベンチ入りの田中優飛(3年)を含めた豊富な投手陣。須江監督は「その打力を長所の投手力や守備力で封じ、何とか5点以内に収められるような展開になれば勝機がある」と勝負のポイントを挙げた。遊撃手で守備の要である山田主将も「しっかり守備からリズムを作ってやっていきたい」と気を引き締めた。初戦までちょうど10日。緊張感を持ちながら、最善の準備をしていく。

