青鳥特別支援が松蔭大松蔭、深沢と連合チームを結成し、夏の西東京大会初出場を果たす。特別支援学校の大会参加は都内初。21年から同校で硬式野球を指導する久保田浩司監督(57)は「甲子園につながる舞台に立つことができるのは大きな喜び」と目を細める。

活動当初は学校から「硬式野球は危ない」と止められた。約2カ月間の協議をへて、安全対策を記したA3プリント3枚分の活動計画書を毎月提出する条件で活動が許可。昨年末に都の高野連に加盟申請をし、5月に正式に認められた。

現在通う仮設校舎のグラウンドは狭く、実戦的な練習は取り組みづらい。雨天時は校舎内で、ランニングや素振り、シャトルを使ったバッティング練習。部員たちは互いに声をかけあい、練習後は「手にまめができた」と笑い合った。

試合用のストッキングは交流のある慶応(神奈川)と同じデザインで、森林貴彦監督(50)から贈られたもの。久保田監督は「心遣いが本当にありがたい。ストッキングに恥じないチームにしていかなくては」と感謝した。初戦の相手は松原に決定。山口大河主将(3年)は「皆で一緒にやれて楽しい。うまく連携して試合を進めていきたい」と笑顔で意気込んだ。初の大舞台で、野球を全力で楽しみ尽くす。【玉利朱音】

◆特別支援学校 心身に障がいのある児童・生徒が通う学校。幼稚園、小学校、中学校、高校に準ずる教育を施すとともに、障がいによる学習上、生活上の困難を克服して自立を図るために必要な知識や技能を授けることを目的とし、22年度で全国に1171校ある。高校野球では19年秋季県大会に鹿児島高等特別支援学校が連合チームで出場し、1勝を挙げている。