加茂が9-2の7回コールドで新発田商を破り、7年ぶりに夏の初戦を突破した。

4番に座る米山幸希三塁手(3年)が2点三塁打を含む、4打数3安打で打線の“火種”となった。

「あいつが打てば俺も打つ」。もう1人の3年生、主将の相田遥斗中堅手は、米山の大切な相棒だ。入部時から同学年は2人だけ。「相田はライバル。相田が打ったら俺も、という思いがある」。そう話す米山は相田が打てば必ず自分も打って見せた。

2番の相田が1打席目に右前打で出塁すると、米山も右前打で続く。2打席目には相田の勝ち越し2点二塁打で勢いづくと、米山も2点三塁打。3打席目はともに凡退も、4打席目にはそろって安打を放ち、米山と相田で“アベック猛打賞”を決めた。「相田が打ってたので自分もいい感じにバットが振れた」と相乗効果を生んだ。

単独出場で迎える2度目の夏。1年時は部員が足りず、連合チームでの出場だっただけに「今の2年生がたくさん入ってくれて、単独で出られる喜びがあった」と話し、「今年は絶対勝つ気持ちで初戦に臨んだ」。熱い思いでつかみ取った夏勝利だった。

3回戦(14日)は加茂暁星と対戦する。「盗塁やバントで点を取ってくると思うので、自分が練習でやってきたことを意識して、絶対勝ちたい」。7年ぶりにつかんだ勝利の勢いそのままに春準優勝校に挑む。【大島享也】

 

▽先発した加茂の2年生エース山浦遥平が6回を3安打9三振で1失点と好投した。初回こそ2本の安打と自身の野選もあり、1点を失うが、2回以降許した安打は1本のみ。5回には3者連続三振を奪うなど相手を反撃を許さなかった。「今日は制球が良かったです」とクールに投球を振り返った。