三条は長岡に6-5で競り勝ち、夏は1980年(昭55)以来、43年ぶりの8強入りを決めた。準々決勝は19、20日にハードオフ新潟で行われ、19日に北越と対戦する。

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三条は初回に強烈な先制パンチを見舞った。2安打に1四球、相手野手の送球ミスも味方につけて3点を奪った。長岡は3回戦では第1シード帝京長岡を7回コールド(9-0)で撃破して一番勢いのあるチーム。長岡市悠久山野球場で、その勢いの芽を初回につんだ。平沢周太郎監督(50)は「“長岡祭り”に参加するつもりできた。完全にアウェーの中で最初に取れたのが大きい」と話した。試合前には選手たちを「偏差値は(長岡が)抜けているが、野球では負けないゾ」と冗談交じりでグラウンドに送り出していた。

4-0で迎えた5回は2点を返されたが、三条ナインに動揺はない。主将の小黒真之介捕手(3年)は「点を取られても『当たり前だよね』という感じだった」と気負いはなかったと話した。6-5の9回の守り。先発のエース岡諒弥(3年)の4番手での再投入は「負けたら責任を取る」と平沢監督が決めた。だが、投手交代のタイミングは小黒捕手の意見をほとんどの局面で取り入れた。エースが9回の長岡の攻撃を3人で締め、夏は43年ぶりの8強入り。「夏に弱い三条と、ずっと言われてきた」と平沢監督は強い三条を証明した。【涌井幹雄】

○…長岡の藤巻辰也監督(34)は「接戦は予想通りの流れだったが、うまくいかなかった」と振り返った。第1シードの帝京長岡を3回戦で9-0の7回コールドで破り、波に乗っていたが、4回戦でつまずいた。上を見据えて帝京長岡戦で7回120球、無失点の好投を披露したエース五十嵐蒼投手(2年)を温存。4番右翼でスタメン起用していた。6-5の9回に3人目の投手として登板させたが、遅かった。藤巻監督は「上を狙って、組み合わせが決まった時点から決めていた」とエース抜きで戦いを挑み、95年以来の8強を逃した。

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