広陵がボンズこと真鍋慧内野手(3年)の今大会1号などで快勝。今春センバツ4強に続く2季連続の甲子園へあと1勝とした。
初回2死走者なしから、3番真鍋が右中間へ今夏1号となる先制のソロ本塁打で幸先良くスタート。「何も考えずに来た球を打ったのが良かった。少しこすった当たりだったが、当たりは良かったので入ってくれと思いながら走っていた」と無心でバットを振ったのが功を奏した。高校通算62本目は約1カ月ぶりの1発。「今日はタイミングを早く取る意識で打席に入っていた。久しぶりに打ったのでうれしい。重圧が取れた」とやっと出た1発に思わず笑みがこぼれた。
その後も小刻みに得点。7回に3点、9回に4点を奪って突き放した。「打ってチームを勝利に導けるためにやっている。ピッチャーも頑張ってくれていますし、自分もチームのためにという気持ちでやっている」と主砲として勝利に導く打撃に安堵(あんど)の表情だった。
中井哲之監督(61)も真鍋の1発に「ボンズが初めて芯の近くに当たったので良かった。彼が苦しんでいたのをずっと見ていた。初めて苦しむ姿を見た。ようやく本来の力が出た」と目を細めた。
投げてはエース高尾響投手(2年)が8回途中を無失点。危なげなく決勝進出を決めた。
2季連続の甲子園へあと1つとした。真鍋は「この流れに乗って守備からリズムを作って、いい形で自分たちの野球ができれば。今までやってきたことを出すだけ」と意気込む。復活した主砲がチームを聖地へ導く。

