今夏全国選手権出場の浜松開誠館が、2季連続の甲子園に向けて好発進した。初戦の2回戦で富士を14-3の5回コールドで圧倒。大迫翔輔捕手(2年)の先頭打者本塁打など15安打14得点で快勝した。常葉大橘は知徳との接戦を4-3で制し、2回戦を突破した。聖隷クリストファー、駿河総合も勝利。3回戦8試合は、16日に県内4球場で行われる。

 

常葉大橘が、勝利をもぎ取った。全て内野ゴロの間に積み重ねた4点で、最速150キロ右腕・小船翼(2年)を擁する知徳に競り勝った。片平恭介監督(35)は「きれいなヒットではなかったけど、チーム全員で泥くさく点を取れたと思う」とうなずいた。

7回に3-3の同点とし、なおも1死三塁の好機。終盤に訪れた勝負どころでも、練習の成果が実った。4番の木下瑞貴主将(2年)が二ゴロを放つと、三塁走者の清水来翔内野手(2年)が一気にホームを陥れる。知徳の前進守備を物ともせず、決勝点を奪った。

チームは走者三塁から内野ゴロで本塁を狙う「ゴロゴー」の戦術を常に磨いてきた。木下は「バットに当たった瞬間にスタートを切れるようにやってきた。生きたと思う」としてやったりの表情。清水も「(前進守備でも)迷いはなかった。練習通り良いスタートが切れた」と胸を張った。

16日に迎える3回戦では、2年連続のセンバツを狙う常葉大菊川と対戦。昨秋の県大会決勝でも対戦し、0-3と敗れた相手だ。木下主将は「去年の悔しさを晴らしたい」と短い言葉に力を込めた。【前田和哉】