U18W杯(台湾・台北)で初の世界一に輝いたU18日本代表が11日、帰国の途についた。

激闘から一夜明け、馬淵史郎監督(67=明徳義塾監督)を先頭に「JAPAN」のポロシャツ姿の選手たちは空港へ。地元台湾のファン約10人が待ち構える中で、笑顔を見せた。「美白王子」として台湾でも人気の高い丸田湊斗外野手(3年=慶応)は、ファンレターを受け取る姿もあった。

脳振とうの影響で、主催者のWBSCから決勝戦の出場を止められた小林隼翔内野手(3年=広陵)も、笑顔で移動。手には愛用のグラブがあった。

通訳としてチームに同行し、サポートした李淑芳さんが「これからも、みなさんの夢に向かって頑張ってください」と涙ながらにメッセージ。選手たちは「ありがとうございました」と頭を下げた。

10日の決勝戦後は、チーム宿舎で祝勝会を行ったという。選手全員が1人ずつあいさつし、感謝の思いを伝え合った。

W杯初優勝という目標を達成した選手たちは、自信を胸にそれぞれの道へ進む。