創価が7回コールド勝利で決勝進出を決め、来春センバツ出場に王手をかけた。

左腕の森山秀敏投手(2年)と130キロ台後半の直球を投げ込む2番手土居賢士郎投手(2年)の無失点リレーで、日大二打線を封じ込んだ。

打っては3回1死二塁から、9番小牧莉央外野手(1年)の中前適時打で先制。4回には6番小宮己輝外野手が左翼へ1発を運んで追加点を挙げた。5回には2番中川俊則内野手(2年)の右前適時打が飛び出した。この回に4安打を浴びせて相手先発を引きずり下ろし、相手守備のミスなども絡んで一挙4得点で点差を広げた。

森山はどっしりとした体形の左腕だが入学時は63キロと細身だった。「スピードを安定させるため」と計画的に17キロの増量に成功し、現在は身長180センチ、体重80キロ。今日は低めに球を集めることを意識し、まっすぐ、スライダー、チェンジアップを織り交ぜて自己最長投球回の6回を無失点に抑えた。額に汗を滴らせながら「関東第一高さんを倒して、優勝できるように頑張りたい」と力強く語った。

創価は5日、決勝戦で関東第一と対戦する。

▽日大二・斉藤寛文監督(5回に一挙4失点で7回コールド負け)「5回はチームの弱さが詰まったイニングだった。投手力の厚み、長打力、体力をこの冬詰めていきたい」