第96回選抜高校野球大会(3月18日開幕、甲子園)の出場校が26日、決定する。関東・東京地区の候補校に挙がっている桐光学園(神奈川)・野呂雅之監督(62)は前日25日、選手たちの動きをほめた。
「ベスト4に入れなかったことで、この冬の取り組みへの意識もより強くなったかもしれないです」
同校の監督ひと筋で40年目のベテラン監督も、そう手応えを感じる。例年、秋季関東大会の4強はそのまま翌春のセンバツ出場権を得るケースがほとんどになる。桐光学園は山梨学院との準々決勝で、延長11回タイブレークの末に惜敗した。それが秋季公式戦のチーム唯一の黒星だった。
エース右腕の法橋瑛良投手(2年=ほうはし・あきら)が粘り強く投げたが、最後に失点した。「打たれたのは直球です。この冬は、真ん中でも打たれない球を目指して取り組んできました」と振り返る。
一方で法橋は昨秋県大会の慶応戦で、完封勝利を成し遂げている。昨夏甲子園V校を相手に「試合序盤は引き出しを出さずに」と、完投を逆算した上での見事な好投。年末のOB大学生との試合でも3回1失点。三振も多く奪うなど、鍛錬の成果を見せている。
県大会では横浜を打撃戦の末に制するなど、森駿太内野手(2年)、中村優太捕手(2年)らを中心に打線も力がある。果たして、関東・東京地区の6校目として名前は呼ばれるか。練習に励む活発な声が25日も響いた。【金子真仁】

