九州王者の熊本国府が春夏通じて、甲子園初出場を決めた。

ドジャース山本由伸投手のフォームをまねる最速135キロのエース右腕、坂井理人(まさと)投手(2年)は「優勝が一番ですが、チーム目標のベスト4を全員で達成したい」と「初出場旋風」を誓った。

対戦したいチームを問われると「大阪桐蔭とやりたい」とキッパリ。相手は強打者ぞろいだが、新基準の低反発バットが導入される。「バットが細くなるので、空振りを奪えるように真っすぐを強くしたい。内角を突いたりしたい」と練習から意識している。

昨秋の九州大会に8季ぶり6度目の出場を果たし、06年の創部から18年目で初優勝。坂井とトルネード左腕、植田凰暉(ごうき)投手(2年)の「2枚看板」を軸に守り勝ち、準決勝でV候補だった神村学園(鹿児島)、決勝で明豊(大分)を撃破し頂点を極めた。

九州王者で臨んだ明治神宮大会は、初戦で関東王者の関東第一(東京)に2-6。中盤まで接戦を演じながら、力負けした。苦い経験を教訓に鍛え直した。センバツではバッテリー中心に精度を高め、まずは初勝利を目指す。【菊川光一】

◆熊本国府(くまもとこくふ)1941年(昭16)熊本女子商として創立の私立校。95年から男女共学。生徒数は1321人(女子606人)。野球部は06年創部。春夏通じて、今春センバツが甲子園初出場。主なOBは元オリックス稲倉大輝、女子プロゴルファー大里桃子ら。所在地は熊本市中央区国府2の15の1。谷口晋平校長。

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