常総学院(茨城1位)が6点差をはねのける大逆転のサヨナラ劇で15年ぶりの決勝進出を決めた。

2-8で迎えた8回、島田直也監督(54)が選手たちに声をかけた。「こんなところで終わっていいのか? 意地を見せろ!」。7回までに5四球に2失策、捕逸3で8失点。このまま終わるわけにはいかない。選手達の心に火がついた。単打でつなぎ、8回に4得点。さらに9回に追いつくと最後は2死一、三塁で、丸山隼人内野手(3年)が「前の打者が変化球を打ったので、自分には真っすぐで勝負してくると思っていました」と心は冷静に、狙い通りの球を捉えサヨナラの左前適時打。「ちょっと詰まったので、どうかなと思ったんですが、抜けてくれたのでよかったです」と、笑顔を見せた。

昨秋の経験を生かした。丸山は「秋の関東大会(準決勝)で、作新学院に大敗(2-7)。あの時も最後はズルズルいってしまった。今回は、諦めずに戦おうと。それがプレーに出てよかったです」。諦めずに粘り強く戦う。相手、東海大菅生(東京)の若林弘泰監督(58)は、「最後は常総学院さんの執念が上回った」と、脱帽した。

粘り強さを手に入れた。「最後まで諦めずに、やることをきっちりやれば勝てる。明日はミスなく戦いたい」。センバツ2回戦敗退の悔しさを胸に、関東大会優勝をしっかりと見据えた。