平成は9人ギリギリで最後まで奮闘した。

エース北嶋璃來投手(2年)は味方の4失策もあって6点を失ったものの、143球の力投で、大館桂桜打線に立ち向かった。

部員9人はすべて2年生。今春も1年生を勧誘したが、1人も入ってもらえなかった。練習はたっぷりできるものの、練習試合では相手チームにサポート役を手伝ってもらうこともあった。

松田達也監督は「満塁になるとベンチに誰もいなくなったり、ランナーコーチなど常に全員が動いていなければなりません」と言う。もちろんケガがあれば出場できなくなるため、今大会も腰を痛めている細川幻真外野手(2年)が出場を続けた。同監督は「秋は治療に専念し、しっかりと治してもらうつもりです」と言う。

高野連によれば、秋田県の高校球児の人数は2009年(平21)から14年連続で減っている。今大会も男鹿海洋、仁賀保、西仙北、大曲農高太田分校、雄物川、羽後の6校連合があるなど、部員不足に悩むチームは多い。

高村静和主将(2年)は「つなぐ意識でヒットは出たけど(10安打)、チャンスでの1本が出なかった。同じメンバーでもう1年できるので、来年はチャンスで打てるチームになりたい」と意欲を燃やす。

松田監督は「精いっぱいに取り組む彼らにあこがれて、来年の1年生が入部してくれればと思います」と話していた。

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